「ふたりきりの挙式」
「私たちはちょっと普通ではないのですが」
そう言って結婚式の相談に来てくれた花嫁がいました。
親からの心からの祝福は受けられていないという。
挙式はせず、写真撮影と仲間内の小さなパーティーを開きたい
カジュアルにしたいので、挙式は無くてもいいと言われるお二人に
二人きりの挙式を提案した。
キリスト挙式でも人前式でもない、ふたりの為だけのオリジナルの挙式。
向かい合い、手を取り合い、気持ちを伝え合う。幸せになる覚悟を胸に刻む時間を創りましょうとお伝えし
1つの行動・ワンシーン、そこに流れるBGMもそっと二人に寄り添うように丁寧にイメージして進行に落とし込んだ。
挙式の数日前、兄弟が二人の姿を見に来てくれるとの嬉しい報告があり
二人きりの挙式のあと、花嫁から家族へ宛てた手紙を読むことに。
「今日という日は10年悩んで出した答えです。結婚式をやって良かった」
様々な感情と真摯に向き合い、大きな一歩を踏み出したふたりの笑顔はとっても幸せに溢れていました。
結婚式はふたりで向き合って生きていく事を決意して誓う日。
一般的な流れに当てはめられなくても、結婚式は挙げられます。
再婚や年の差、LGBTと多様なカップルを受け入れることへの抵抗が薄れてきているこの時代に、結婚式の概念もどんどん変えていきたいですね。
この記事へのコメントはありません。